HOME > 機関紙showyou > 第124号

機関紙 showyou

showyou

第124号

2025年10月31日発行

祝 高市内閣誕生!

参議院議員西田昌司

小泉氏有利の報道から大逆転

総裁選終了後、高市陣営結果報告会での万歳三唱

 10月4日、自民党総裁選挙が行われました。結果はご存知の通り、高市早苗衆議院議員が小泉進次郎衆議院議員を決選投票で破り、史上初の女性総裁が誕生しました。私は、昨年の総裁選挙以来、高市早苗氏を応援してきました。しかし、マスコミからは、小泉氏が有利だという報道ばかりが選挙直前まで流されていました。その根拠は、党員に限っての調査では高市氏より小泉氏の方が有利、もしくは接戦である事、更に自民党所属国会議員の調査では、小泉氏が圧倒的に多数の支持を得ているという事でした。
 しかし、私はこうした報道に最初から懐疑的でした。その理由は少なくとも私が接してきた党員の方々の声を聞く限り、圧倒的に高市氏に対する支持が多かったからです。にもかかわらず、なぜマスコミは小泉氏有利と報じていたのでしょうか。それは小泉氏を応援していたのが、いわゆる財務省OBの国会議員や財務省と関係の深い評論家たちが中心だったからです。しかもマスコミは普段から財務省から多くの情報提供を受けて記事を書いています。そのため彼らの記事は、財務省の立場を代弁するものになりがちです。積極的な財政出動を主張する高市氏よりも、無駄を排して財政再建を目指す小泉氏を支援する情報を、財務省がマスコミに提供するのも、「むべなるかな」です。
 私は高市陣営で「マスコミ報道は気にせず、各地域の党員票を増やすことを考えよう。党員票を5割、最低限4割獲得すれば、国会議員票は最終的にはこちらに来る。国会議員は民意には逆らえないはずだ。」と訴えてきました。
そして、第一回目の投票で党員票の4割が高市氏であることが判明した時点で、決戦投票での勝利を確信しました。

青天の霹靂、公明党の連立離脱

 総裁選の勝利を受け、首班指名を控えて、公明党の斉藤代表との連立政権の継続を前提とした会談の最中、突然、連立離脱の申し出を受けることになりました。政治とカネの問題が原因と報じられていますが、あまりにも唐突で不自然な印象は否めません。
 昨年の総裁選での決選投票の際、「高市氏だと公明党が協力してくれない。中国や韓国が反発する。」といった情報が流れて国会議員票が高市氏から石破氏に流れたとの噂がありました。真相は分かりませんが、26年もの間、下野していた時期にも民主党政権を倒すために協力してきただけに、「なぜ今なのか?」。私は、公明党の国会議員とは個人的に信頼関係がありました。だからこそ、「なぜ今なのか?」恐らく公明党の議員も同じ気持ちだと思います。

両院議員総会

朝日放送「正義のミカタ」に自民党を代表して出演いたしました

 公明党の連立離脱により、首班指名で高市総理実現ができないのではないかという報道が駆け巡りました。10月14日に行われた両院議員総会では、公明党が連立離脱した経緯について、高市総裁から説明があり、自らの力不足と不徳をお詫びされました。流石に高市総裁の責任を追及する議員は一人もいませんでしたが、「内閣総辞職をしなければ、首班指名する必要がない。今しばらく石破政権を継続すべき。」との意見を述べる議員が数人いたことには呆れ返りました。
 私も最後に発言を申し出ました。「そもそも、首班指名がされない危険性は、昨年の総選挙の大敗北の時からあった。そうならなかったのは、ひとえに野党の都合による。主要野党の基本政策はバラバラ。これでは政権をとっても政治はできない。それを野党自身も知っている。だから政権を取らなかった。公明党が連立離脱をしても状況は基本的に同じ。高市総裁には、自信を持って首班指名に臨んでいただきたい。」この様に申し上げ、高市総裁にエールを送りました。

政治とカネの整理をつけるべし

 その上で、「自民党が衆参両院の選挙で大敗した原因の一つが政治とカネの問題です。公明党もこれを問題視していますが、未だにその真相が解明されていません。その本質は、安倍晋三会長が『還付はやめろ』と明言したにもかかわらず、なぜそれが継続することになったのか。その責任を明らかにしないと政治の信頼回復はない。」と私は発言しました。
 東京地検特捜部は、このことについて真相を解明せず、単に政治資金規正法に基づく収支報告の記載漏れの事実のみを指摘し、その金額の多寡によって起訴されています。
 私は勿論起訴はされていません。ノルマを超える金額の還付を受けましたが、それを収支報告には記載するなと派閥から指示があり、秘書は従わざるを得なかったと告白しています。そもそも還付金は翌年の派閥のパーティー券のノルマとして全額返還しているため、事実上一円の還付金もないのです。もし私に相談があれば、当然記載をさせないことを抗議していたでしょう。
令和4年4月に安倍晋三会長が派閥の幹部会でこの還付金について、「違法だから今後中止すべし」と指示を出されたと、当時の派閥の事務局長が裁判で証言している事が明らかになりました。この指示が守られていれば、これ程の政治問題にはならなかったはずです。この問題に終止符を打つためにも、この幹部たちの責任の所在を明らかにすべきです。

維新の会との連立について

城陽市長選挙において自民党京都府連が推薦する村田まさあき候補を激励させていただきました

 その後、事態は転変し、維新の会と首班指名で合意することになりました。最終的に維新の会との連立政権を組む方向で進んでいるようです。私自身、今回参議院選挙で維新の会の候補者と闘って参りました。特に北陸新幹線の件では既定の小浜ルートの不安を煽りまくり、唐突に米原ルートを訴えていました。その本人は、選挙が終わるや否や、「米原ルートはJRが反対しているので実現は難しい」との発言しています。全く不見識かつ無責任です。「この様な方々と連立?」という思いは正直ありますが、「首班指名を取らねば何もできない。」という現実の前では仕方ありません。
 もし連立することになれば、新幹線の与党PTのメンバーも公明党と入れ替わることになるでしょう。新幹線については公明党とは非常に友好的に協力をしていただいていただけに残念です。維新の会の皆さんにも現状を正しく理解して、協力していただきたいと思います。

靖国参拝の是非について

 10月4日、総裁選が行われる日の朝、私は靖国神社に参拝して高市候補の必勝を祈願しました。国会議員になってからほぼ毎朝、靖国神社に参拝するのが私の日課となっていましたが、それを始めたきっかけは、健康のための適度な運動をする事が目的でした。一度習慣になると、何か特別な理由がない限り継続するのが当たり前になります。靖国神社の本殿の前には歴代天皇の御製が月替わりで掲げられています。また、正面の大鳥居の横には英霊の言の葉がこれも月替わりで掲げてあります。参拝のたびに歴代天皇のこの国を思うお気持ちに触れ、英霊の遺言に接すると正に日本人としての原点を知る事ができます。靖国神社に参拝をし続けてそのことを感じます。
 世間では、靖国神社に参拝することを批判する人がいる事は承知しています。特に中国などは閣僚の靖国参拝を厳しく非難しています。これは全くの筋違いです。春と秋の例大祭に多くの国会議員が本殿に昇り正式参拝する光景が報道されます。私も勿論それに参加した事もありますが、最近は時間の都合が付かずに正式な参拝ができていないのが現実です。
 正式参拝ができなくとも、普段から日常生活の一部として靖国神社の参拝を習慣づけておくことの方が、特別な日にだけ正式参拝するよりも意味があるのではないでしょうか。高市総裁が総理になったら靖国神社に参拝するのかという報道の質問には、「特別な日に参拝するより、日頃より習慣としてお参りすることを大切にしています。」とお答えになったらいかがでしょうか。
 なお、10月4日の総裁選の朝、靖国神社に掲示されていた明治天皇の御製「まつりごと いとまある日は わけてみむ 神代ながらの しきしまの道」これこそ、高市総裁が目指していくべき政治姿勢だと思いませんか。

第124号(2025/10/31) 祝 高市内閣誕生!

第123号(2025/08/15) 四期目の当選を果たして

第122号(2025/04/28) トランプ関税!ピンチ....

第121号(2025/01/01) 北陸新幹線建設 小浜....

第120号(2024/11/11) 自民党大惨敗!どうな....

第119号(2024/08/10) どうなる自民党総裁選!?

第118号(2024/04/25) 還付金問題の本質 何....

第117号(2024/01/01) 今こそ、お金とは何か....

第116号(2023/11/06) 「経済、経済、経済」....

第115号(2023/07/29) 銃撃から1年、安倍総....

第114号(2023/04/28) 維新の会の躍進は日本....

第113号(2023/01/01) 岸田総理よ、目を覚ま....

第112号(2022/10/25) 国民を分断させるもの....

第111号(2022/07/30) 安倍元総理の遺志(こ....

第110号(2022/04/28) ウクライナ戦争と財政....

第109号(2022/01/01) 財務省に告ぐ。真実を....

第108号(2021/10/17) 岸田内閣発進! 新自....

第107号(2021/07/30) コロナとの戦いに克つ....

第106号(2021/04/26) コロナ危機には、正し....

第105号(2021/01/01) 国難襲来!今こそ正気....

第104号(2020/10/25) 菅内閣の課題

第103号(2020/07/22) コロナが示した事実、....

第102号(2020/04/22) コロナショックに立ち....

第101号(2020/01/01) MMT(現代貨幣論)によ....

第100号(2019/10/31) 防災のためにもMMTの....

第99号(2019/08/10) MMTを活用して経世済....

第98号(2019/05/01) 財政再建至上主義は間....

第97号(2019/01/01) 平成の総決算をして新....

第96号(2018/10/25) ドイツ・デンマーク海....

第95号(2018/07/31) 今こそ命を守る知恵と....

第94号(2018/04/25) 経世済民こそ政治の使....

第93号(2018/01/01) 北朝鮮危機と憲法改正

第92号(2017/11/05) 衆院選与党2/3超の勝....

第91号(2017/07/01) テロ等準備罪と戦後の偽善

第90号(2017/04/21) 森友学園騒動顛末記

第89号(2017/01/01) トランプ大統領の誕生....

第88号(2016/10/25) 全国を新幹線で結べば....

第87号(2016/07/25) 参院選与党勝利!

第86号(2016/04/25) 伊勢志摩サミット

第85号(2016/01/01) アベノミクスで故郷(....

第84号(2015/10/15) 安保の次は経済再生!

第83号(2015/07/10) 平和安全法制の整備の....

第82号(2015/04/20) 大阪都構想が近畿を潰す

第81号(2015/01/01) アベノミクス第二の矢....

第80号(2014/10/15) 旧街道の再整備で日本....

第79号(2014/07/25) 安倍内閣に死角はないか

第78号(2014/04/25) 自衛権は主権国家とし....

第77号(2014/01/01) 安倍内閣 2年目の正念場

第76号(2013/10/21) 増税とデフレ脱却は両....

第75号(2013/08/10) 参院選勝利! 安倍内....

第74号(2013/04/15) 参院選の勝利で政権の....

第73号(2013/01/01) 安倍内閣に期待する!

第72号(2012/10/20) 安倍政権の誕生で日本....

第71号(2012/07/20) 民主党瓦解! 総選挙へ!

第70号(2012/04/15) 国を滅ぼす野田政権よ....

第69号(2012/01/01) 増税反対!デフレを止....

第68号(2011/10/15) 野田政権を打倒せよ

第67号(2011/07/07) 菅内閣は万死に値する

第66号(2011/04/20) 今こそ、日本人として....

第65号(2011/01/05) 民主党政治の崩壊

第64号(2010/10/15) 国民の敵!民主党政権

第63号(2010/06/23) 菅総理よ、食言を止め....

第62号(2010/04/15) さらば、民主党政権

第61号(2010/01/04) 小沢独裁政治を倒せ!

第60号(2009/10/01) 自民党よ、保守政党と....

第59号(2009/07/01) 民主党で日本は崩壊する

第58号(2009/04/17) さらば小沢一郎

第57号(2009/01/01) 脱、構造改革宣言

第56号(2008/10/20) 太郎か一郎か

第55号(2008/07/20) 国会議員として一年を....

第54号(2008/04/15) 民主党の行為は政治テ....

第53号(2008/01/15) 初国会を振り返って-....

第52号(2007/09/06) 何故、自民党は惨敗し....

第51号(2007/05/15) 参議院選挙の争点は何か

第50号(2007/01/01) 戦後教育の何が間違っ....

第49号(2006/10/01) 伝えよう!美しい精神....

第48号(2006/07/15) 真・政治家宣言!正せ....

第47号(2006/04/01) 「中流」はどこへ消え....

第46号(2006/01/01) 憲法9条と自衛隊、女....

第45号(2005/10/08) 総選挙で問われなかっ....

第44号(2005/07/15) 靖国問題の本質とは

第43号(2005/04/11) 目覚めよ 日本! ―西....

第42号(2005/01/01) 知恵と勇気

第41号(2004/10/01) ロシア訪問記

第40号(2004/06/20) 拉致事件解決のために....

第39号(2004/04/05) 安心してお召し上がり....

第38号(2004/01/01) 政界プロジェクトX

第37号(2003/10/15) 自民党総裁選挙を振り....

第36号(2003/08/01) 西田昌司 大講演会・....

第35号(2003/05/14) 西田昌司は何を訴えて....

第34号(2003/01/01) 新年あけましておめで....

第33号(2002/10/10) 北朝鮮問題を考える

第32号(2002/07/01) 国家として守るべきも....

第31号(2002/04/08) さらば、「鈴木宗男」....

第30号(2001/01/01) 謹  賀  新  年

第29号(2001/10/15) 世界は今、自分のアイ....

第28号(2001/07/07) 父 西田吉宏を語る

第27号(2001/04/01) 自民党再生の為に

第26号(2001/01/01) 謹 賀 新 年

第25号(2000/10/16) 人+信頼=幸福の方程式

第24号(2000/07/12) 神の声を聴け -衆議....

第23号(2000/04/01) 日本の危機

第22号(2000/01/01) 謹 賀 新 年

第21号(1999/10/10) 国旗国家方に寄せて

第20号(1999/07/20) 京都府の危機

第19号(1999/05/20) 統一地方選挙を振り返って

第18号(1999/01/01) 謹 賀 新 年 今 年 の....

第17号(1998/10/10) 拝啓 加藤幹事長殿

第16号(1998/07/05) 景気回復のために

第15号(1998/04/10) 信頼の回復 - 予算特....

第14号(1998/01/01) あけましておめでとう....

第13号(1997/10/06) 地方自治の推進を

第12号(1997/07/07) 環境問題を考える3つ....

第11号(1997/04/10) 重油の海に思う

第10号(1997/01/01) 幸せになるために

第9号(1996/10/20) 沖縄問題の本質

第8号(1996/07/20) 行き過ぎた自由、失わ....

第7号(1996/04/08) 今、政治家に求められ....

第6号(1996/01/01) 謹賀新年新しい日本を....

第5号(1995/10/16) 参議院選挙に思う

第4号(1995/05/01) 三期目の当選に際して

第3号(1995/03/01) この街と人が好き・西....

第2号(1995/01/01) 謹賀新年

創刊号(1994/09/01) Show you (しょうゆ....

後援会 会員募集(Showyou友の会) 入会のお願い