小泉氏有利の報道から大逆転
			
			
				
					
					
					
					 総裁選終了後、高市陣営結果報告会での万歳三唱
					
					
					総裁選終了後、高市陣営結果報告会での万歳三唱
				
				 10月4日、自民党総裁選挙が行われました。結果はご存知の通り、高市早苗衆議院議員が小泉進次郎衆議院議員を決選投票で破り、史上初の女性総裁が誕生しました。私は、昨年の総裁選挙以来、高市早苗氏を応援してきました。しかし、マスコミからは、小泉氏が有利だという報道ばかりが選挙直前まで流されていました。その根拠は、党員に限っての調査では高市氏より小泉氏の方が有利、もしくは接戦である事、更に自民党所属国会議員の調査では、小泉氏が圧倒的に多数の支持を得ているという事でした。
 しかし、私はこうした報道に最初から懐疑的でした。その理由は少なくとも私が接してきた党員の方々の声を聞く限り、圧倒的に高市氏に対する支持が多かったからです。にもかかわらず、なぜマスコミは小泉氏有利と報じていたのでしょうか。それは小泉氏を応援していたのが、いわゆる財務省OBの国会議員や財務省と関係の深い評論家たちが中心だったからです。しかもマスコミは普段から財務省から多くの情報提供を受けて記事を書いています。そのため彼らの記事は、財務省の立場を代弁するものになりがちです。積極的な財政出動を主張する高市氏よりも、無駄を排して財政再建を目指す小泉氏を支援する情報を、財務省がマスコミに提供するのも、「むべなるかな」です。
 私は高市陣営で「マスコミ報道は気にせず、各地域の党員票を増やすことを考えよう。党員票を5割、最低限4割獲得すれば、国会議員票は最終的にはこちらに来る。国会議員は民意には逆らえないはずだ。」と訴えてきました。
そして、第一回目の投票で党員票の4割が高市氏であることが判明した時点で、決戦投票での勝利を確信しました。
			 
		 
		
		
		
			
				
				
			
			
			青天の霹靂、公明党の連立離脱
			
			
				
					
					
				
				 総裁選の勝利を受け、首班指名を控えて、公明党の斉藤代表との連立政権の継続を前提とした会談の最中、突然、連立離脱の申し出を受けることになりました。政治とカネの問題が原因と報じられていますが、あまりにも唐突で不自然な印象は否めません。
 昨年の総裁選での決選投票の際、「高市氏だと公明党が協力してくれない。中国や韓国が反発する。」といった情報が流れて国会議員票が高市氏から石破氏に流れたとの噂がありました。真相は分かりませんが、26年もの間、下野していた時期にも民主党政権を倒すために協力してきただけに、「なぜ今なのか?」。私は、公明党の国会議員とは個人的に信頼関係がありました。だからこそ、「なぜ今なのか?」恐らく公明党の議員も同じ気持ちだと思います。
			 
		 
		
		
			
				
				
			
			
			両院議員総会
			
			
				
					
					
					
					 朝日放送「正義のミカタ」に自民党を代表して出演いたしました
					
					
					朝日放送「正義のミカタ」に自民党を代表して出演いたしました
				
				 公明党の連立離脱により、首班指名で高市総理実現ができないのではないかという報道が駆け巡りました。10月14日に行われた両院議員総会では、公明党が連立離脱した経緯について、高市総裁から説明があり、自らの力不足と不徳をお詫びされました。流石に高市総裁の責任を追及する議員は一人もいませんでしたが、「内閣総辞職をしなければ、首班指名する必要がない。今しばらく石破政権を継続すべき。」との意見を述べる議員が数人いたことには呆れ返りました。
 私も最後に発言を申し出ました。「そもそも、首班指名がされない危険性は、昨年の総選挙の大敗北の時からあった。そうならなかったのは、ひとえに野党の都合による。主要野党の基本政策はバラバラ。これでは政権をとっても政治はできない。それを野党自身も知っている。だから政権を取らなかった。公明党が連立離脱をしても状況は基本的に同じ。高市総裁には、自信を持って首班指名に臨んでいただきたい。」この様に申し上げ、高市総裁にエールを送りました。
			 
		 
		
		
			
				
				
			
			
			政治とカネの整理をつけるべし
			
			
				
					
					
				
				 その上で、「自民党が衆参両院の選挙で大敗した原因の一つが政治とカネの問題です。公明党もこれを問題視していますが、未だにその真相が解明されていません。その本質は、安倍晋三会長が『還付はやめろ』と明言したにもかかわらず、なぜそれが継続することになったのか。その責任を明らかにしないと政治の信頼回復はない。」と私は発言しました。
 東京地検特捜部は、このことについて真相を解明せず、単に政治資金規正法に基づく収支報告の記載漏れの事実のみを指摘し、その金額の多寡によって起訴されています。
 私は勿論起訴はされていません。ノルマを超える金額の還付を受けましたが、それを収支報告には記載するなと派閥から指示があり、秘書は従わざるを得なかったと告白しています。そもそも還付金は翌年の派閥のパーティー券のノルマとして全額返還しているため、事実上一円の還付金もないのです。もし私に相談があれば、当然記載をさせないことを抗議していたでしょう。
令和4年4月に安倍晋三会長が派閥の幹部会でこの還付金について、「違法だから今後中止すべし」と指示を出されたと、当時の派閥の事務局長が裁判で証言している事が明らかになりました。この指示が守られていれば、これ程の政治問題にはならなかったはずです。この問題に終止符を打つためにも、この幹部たちの責任の所在を明らかにすべきです。
			 
		 
		
		
		
			
				
				
			
			
			維新の会との連立について
			
			
				
					
					
					
					 城陽市長選挙において自民党京都府連が推薦する村田まさあき候補を激励させていただきました
					
					
					城陽市長選挙において自民党京都府連が推薦する村田まさあき候補を激励させていただきました
				
				 その後、事態は転変し、維新の会と首班指名で合意することになりました。最終的に維新の会との連立政権を組む方向で進んでいるようです。私自身、今回参議院選挙で維新の会の候補者と闘って参りました。特に北陸新幹線の件では既定の小浜ルートの不安を煽りまくり、唐突に米原ルートを訴えていました。その本人は、選挙が終わるや否や、「米原ルートはJRが反対しているので実現は難しい」との発言しています。全く不見識かつ無責任です。「この様な方々と連立?」という思いは正直ありますが、「首班指名を取らねば何もできない。」という現実の前では仕方ありません。
 もし連立することになれば、新幹線の与党PTのメンバーも公明党と入れ替わることになるでしょう。新幹線については公明党とは非常に友好的に協力をしていただいていただけに残念です。維新の会の皆さんにも現状を正しく理解して、協力していただきたいと思います。
			 
		 
		
		
		
			
				
				
			
			
			靖国参拝の是非について
			
			
				
					
					
				
				 10月4日、総裁選が行われる日の朝、私は靖国神社に参拝して高市候補の必勝を祈願しました。国会議員になってからほぼ毎朝、靖国神社に参拝するのが私の日課となっていましたが、それを始めたきっかけは、健康のための適度な運動をする事が目的でした。一度習慣になると、何か特別な理由がない限り継続するのが当たり前になります。靖国神社の本殿の前には歴代天皇の御製が月替わりで掲げられています。また、正面の大鳥居の横には英霊の言の葉がこれも月替わりで掲げてあります。参拝のたびに歴代天皇のこの国を思うお気持ちに触れ、英霊の遺言に接すると正に日本人としての原点を知る事ができます。靖国神社に参拝をし続けてそのことを感じます。
 世間では、靖国神社に参拝することを批判する人がいる事は承知しています。特に中国などは閣僚の靖国参拝を厳しく非難しています。これは全くの筋違いです。春と秋の例大祭に多くの国会議員が本殿に昇り正式参拝する光景が報道されます。私も勿論それに参加した事もありますが、最近は時間の都合が付かずに正式な参拝ができていないのが現実です。
 正式参拝ができなくとも、普段から日常生活の一部として靖国神社の参拝を習慣づけておくことの方が、特別な日にだけ正式参拝するよりも意味があるのではないでしょうか。高市総裁が総理になったら靖国神社に参拝するのかという報道の質問には、「特別な日に参拝するより、日頃より習慣としてお参りすることを大切にしています。」とお答えになったらいかがでしょうか。
 なお、10月4日の総裁選の朝、靖国神社に掲示されていた明治天皇の御製「まつりごと いとまある日は わけてみむ 神代ながらの しきしまの道」これこそ、高市総裁が目指していくべき政治姿勢だと思いませんか。