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第19号

1999年05月20日発行

統一地方選挙を振り返って

京都府議会議員西田昌司

 去る4月11日に行われました第14回統一地方選挙に、皆様方の大きなご支援のおかげで、四回目の当選をさせて頂きました。しかも、四期連続トップ当選という栄誉も頂戴し、その責任の重さに身の引き締まる思いが致します。皆様方のご信頼に違うことのないよう、初心を忘れず全力で頑張る決意でございます。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

 ところで、今回の選挙戦で私は四期連続トップ当選をさせて頂ましたが、自民党全体で見れば、府議会議員が2人、市議会議員が1人、いずれも現職の議員が落選してしまいました。自民党にとっては決して順風満帆というものではありませんでした。一方共産党は府会では前回を2議席上回る15議席になり、市会ともども共産党にとっては最高の選挙結果になりました。また当初、そんなに風が吹いていないと言われていましたが、結果的には府議会・市会ともに、民主党の新人が僅かな選挙運動で当選するなど、民主党の善戦が目立った選挙結果でもありました。
 こうした選挙結果を振り返ってみますと、今回の選挙では長引く不況など、現状に対する不満票が、民主党や共産党に流れたものと思います。また、その一方で、公明党が地域振興券の導入を盛んに宣伝していましたが、結果的には議席を伸ばすことができず、地域振興券は必ずしも公明党に有利には働かなかったということが言えると思います。このことは多くの国民が目先の政策よりも、もっと根本的な日本社会の将来について、漠然とした不安感を今なお強く持っていることの表れでもあると思います。
 今回の選挙戦でも、先行きの不安感が不況の原因だと盛んに言われました。こうした不安の一番は老後に対する不安である。だから、介護保険や医療保険の充実を行えば老後の不安が無くなり、個人消費も増えるのだと、共産党などは訴えておりました。しかし、本当にこうしたことで、先行きの不安感が無くなり、景気が良くなるのでしょうか。私にはとてもそう思えません。
 日本の社会は不況だと言うものの、冷静に考えれば世界トップクラスの経済大国であります。また日本は世界一の長寿の国でもあります。つまり日本は、世界一お金持ちで長生きが出来る国なのです。世界一お金持ちで長生きの国なら、本当は誰もが幸せを感じるはずではないでしょうか。しかし現実にはそうした実感が乏しいのが実態です。それは何故なのでしょうか。
 確かにお金持ちで長生きしたいけれども、一緒に御飯を食べる家族がいない。話を聞いてくれる友達がいない。自分の帰るべき家庭や故郷がない。それが、多くのお年寄りの実態だからであります。人間にとって一番大切な心の拠り所となる家庭や故郷から孤立してしまう、そのような仕組に日本の社会はなってしまったからではないでしょうか。
 例えば、戦後の日本では、若者が農村から次々に都市へ出て行き、産業を支える労働力として、日本の経済を牽引してきました。彼らは、故郷を出て郊外のニュータウンに家を建て、子供を育ててきました。そして今、その子供たちもまた家を出て自分達で新しい家庭を持つようになりました。かつてのニュータウンもオールドタウンになり、このままではゴーストタウンにさえなりかねないようになっています。日本ではモノだけでなく、家族や友人、故郷さえも消費財になってしまったように思えるのです。退職して初めて、自分には帰るべき家庭と故郷が無いことに気づいても、もう後の祭りになっているのです。これは幸せを実感できないのも当然です。今必要なのは、家族や友人や故郷を消費するのではなく、守り育てて行くことを一番の眼目に置いた政策であると思うのです。
 しかし、故郷や家族と言う言葉にみんな憧れますが、現実はなかなか厄介なもので、田舎の風習を守ったり、近所付き合いをするだけで大変です。自分の家族が100パーセント自分の家族だと胸をはれる者ばかりではありませんし、逆にそのために胸を痛めることも多々あります。いっそのこと、こんな厄介な家族や故郷から縁を切って自分のしたいように生きたいものだと思うことは誰だってあることです。逆にお金で済むことならお金で済ましてしまうことの方が、便利で楽だということも事実だと思います。戦後の日本はこうしたことを、社会全体が組織的に行ってきました。しかし、その結果は先に述べた様に、自分の帰るべき家族と故郷から孤立してしまったお年寄りを増やし、人々から幸せの実感をなくしてしまうのです。このことが先行き不安をもたらす大きな原因になっているのです。

 私はこの選挙戦を通じて次の5つのことを訴えてまいりました。1つは個人主義から家族主義に政策転換をする。2つ目に競争原理より共存共栄の経済政策の実現。3つ目に徳育の充実による教育改革。4番目に多者よりも弱者の救済を旨とする福祉政策の実現。そして5番目に、郷土愛を育てることにより地方分権よりもむしろ地方自治の推進ということです。以上のことは私が会長しております自民党全国青年議員連盟の統一政策として、この選挙戦で全国の同志が訴えてきたことでもあります。私は、こうした政策を通じて日本社会の方向性をはっきり示すことが、現在の日本が抱えるなんとも言えない先行き不安感から抜け出す唯一の方法だと思うのです。
 今までと同じように経済成長ばかりを追い求めた政策を柱にしてしまうと、最後は人間にとって一番大切な家族や友人さえ、金で必要なときだけ買えば良いということになってしまいます。現に、介護保険制度も考えてみればお金で、家族や友人を買うものだと言う意見もあるくらいです。私は、家族や友人を守るためにこそ、この制度を活かしたいと思っていますが、現在の様に便利さと豊かさばかりが政策の指標になっていたのでは、結果は私の期待通りにはならないでしょう。同じ政策を行うにしても、その目的意識の違いによって結果は大きく変わるものです。「帰るべき家庭と故郷を守り育てる」こうした目的をしっかり掲げた政策論議が、これから一番必要になるでしょう。今後もこうした思いをぶつけて頑張ります。よろしくお願い致します。

今こそ謙虚な気持ちで
西田後援会会長 米田 忠雄

 テレビが開票速報を伝えている。西田昌司トップ当選の報と同時に大歓声が上がる。いつものことながら心からホッとする瞬間である。『なにしろ、親父さんから数えて9回連続してのトップ当選やからなぁ』・・・・・・後ろの方で話しておられる。聞くともなしに耳にしてやがて感慨にふける。西田後援会は京都府妓会議員を抱える団体として絶妙の緊張感を擁し、その時々の要求と特徴をしっかり見据え、先輩役員の方々と協議をしながら32年の歳月を経てきたことを・・・・・・。
 昭和43年に府会議員補欠選挙で2議席あった南区の自民党の議席がゼロとなりました。この選挙から、共産党、公明党の両党が台頭してきました。西田後援会はこの時期に発足活動を開始しましたが当初は本当に厳しい道のりでした。それを関係各位のご努力とご協力によって、現在の京都南区西田後援会にまで成長しました。
 今回の選挙では、南区の14学区に選挙対策委員会を設置して頂、昌友会が選挙力一、個人演説の弁士や設営等に中心となって活動頂きました。他にも多数の事務所に応援にかけつけて頂きました皆さまと候補者が三位一体となって選挙活動をしてきた結果が、今回のトップ当選への大きな勝因といえましょう。
 今回ご支持頂きました1万2千人余りの方々に心から感謝申し上げるとともに、西田昌司府会議員が地域住民に耳を傾け、謙虚な気持ちで、選挙公約実現のために、がんばって頂くことを、心から願います。

「選挙、それは感動と感謝」
昌友会会長 秋田 公司

 「皆様、大変おさわがせ致しております。景気に喝、自信を持て日本。自民党の府会候補西田昌司でございます。最終最後のお願いにまいりました。後ひと押し、もうひと押し、西田昌司をよろしくお願い致します。府会は西田、自民党の西田、絶対西田とお願い致します。」最終日、候補者の食事中にウグイス嬢と共に、私も思わずマイクを持ってウグイスならぬカラスをしてまいりました。今回の統一地方選挙、共産党の躍進する中にもかかわらず、お蔭様で我が陣営がトップ当選をさせて頂きました。たくさんの皆様からお励ましや御支援を賜り、本当にありがとうございました。
 今回の選挙では後援会青年部の昌友会が、街宣、演説会を担当させて頂きました。初めての経験であり、当初は不安と緊張で大変なプレッシャーでした。しかし、連日早朝より朝立ちに始まり、昼間の自転車部隊、夜の個人演説会、すべての活動をこなした後、事務所で反省会を行う中で、熱気と若さとチームワーク、大いなるパワーを感じてきました。自宅に戻ると日付けが変わります。それでも、疲れも口にしないすばらしい仲間と感動する活動を共有できたことを、なにより私達がその気になる候補者を生涯の友として持てたことを、大変うれしくおもいます。最後になりましたが、あたたかく、御指導、御支援賜りました西田後援会、一粒会、事務所スタッフの皆様本当にありがとうございました。

ありがとう
個人演説会会場設営隊統括責任者
昌友会 八幡 利明

 設営隊とは看板・照明・受付所・演壇・垂幕など個人演説会場ごとに、おおよそ考えられる準備を一手に引受ける、選挙活動の縁の下の力持ちといった部隊です。連日夕刻6:00より3部隊が演説会場入りをし、同時に3会場の設営をこなして行きます。
 今回の選挙では昌友会が初めて選挙活動の運営を任されたこともあり、部隊もなかなか思うように稼動せず試行錯誤を繰り返す毎日でした。
 私達が設営を済ませたその会場で、4年前にもお見かけした後援会の方々の熱心なお姿を拝見し、この選挙もきっと良い結果が得られるだろうと確信していました。ただ、場内を見渡すとどうしても若い世代の人たちが少ない。我々昌友会の普段の活動に大きな課題を残された思いが致しました。
 中盤戦を過ぎるころより設営隊の士気も上がり、豪雨の中も皆一心に役目を果たして頂きました。
 ご自宅を会場にご提供いただいた方々、また地域会場借用にご尽力頂いた方々に御礼を申し上げます。そして全会場無事設営を果たして頂いた設営隊の皆様に、心より”ありがとう”。

体力の限界まで
街宣活動統括責任者・昌友会
中山 重光 / 辻 繁信

選挙期間中は街宣活動にご支援ご協力いただき誠にありがとうございました。
 恐いもの知らずと申しましょうか、選挙運動を一度も経験していない2人が、大胆にも『街宣』を引き受けてしまいました。
 まず、第一に選挙期間中の「街宣プラン」をたてることから始めました。基本方針は西田昌司候補が自ら『体力の限界まで活動したい』とおっしゃったことでした。
 1日目、2日3日目といろいろありましたが、いよいよ4日目からが嵐の選挙活動です。
 朝7時にターミナルで朝立ち、8時より選挙車で街宣、午後は候補者自ら自転車に乗り、夕方には「Show youの旗」を先頭に歩いての桃太郎作戦です。あわただしい1日が終わりましたが、5日目は雨。午後からの自転車、桃太郎は中止と決定し関係者に連絡しましたところが、2時ごろから雨は止みました。もしやと思い選挙事務所へ駆け付けると、やはり候補者はすでに自転車に乗り換えて、事務所に居合わせた昌友会員と共に自転車で街宣活動に出発されていました。自転車の活動性と親近感を生かした銀輪部隊の発足の瞬間でした。

選挙戦の最終日も雨でした。銀輪部隊は出動できません。でも素晴らしいことが起こりました。ウグイス嬢をはじめとしてみんなが雨にもかかわらず、選挙車の窓から身を乗り出して最後のお願いに回っているのです。候補者西田昌司の『今の日本を良くしなければ!』という気迫が全員を動かせ、訴えさせたのです。

 私たちの初めての選挙戦は恐いもの知らずの日々でしたが貴重な体験でした。

若干29歳、選挙活動に参加して
演説会場担当・昌友会 木村 和久

昌司先生、最高得票当選おめでとうございます!!
 私が選挙活動のお手伝いをさせていただいたのは今回で2回目になります。2回目と言っても前回は右も左もわからない子供のように言われるままに動いていただけでした。この4年間昌友会の色々な活動に参加し、(失礼な言い方かもしれませんが)昌司先生がとても近い存在になってきたせいか、その分前以上に応援にも力が入り準備の段階から、参加させて頂きました。今回は演説会場の担当となり、昌友会の松本秀次さんのもとで仕事をしました。演説会場の場所設定や弁士の割り振り等、主要な仕事は松本さんの担当で、私に与えられたのは演説会場用の垂れビラ、つまり弁士の名前書きでした。慣れない太筆に振り回され、環境保全が叫ばれる中で多くの紙を無駄にしながら、毎晩遅くまで書いていました。書きながらSyow you編集長の書道家!? 川並さんに字の指導をして頂き、終わりの頃には筆の使い方がわかり字がうまくなったのは言うまでもありません。職業がら字を書くことの多い私にとって、とても役に立つ仕事でした。
 また、選挙期間中には主に演説会場の設営の仕事に汗を流しました。ここでは4年前の勘が残っていたのでスムーズに動くことができました。昌友会以外の方々にもいろいろな面で助けて頂き、4年前に2~3人で設営にまわっていたころとはうってかわって活気がある選挙戦でした。色々な面で参加させていただいた今回、『トップ当選』という結果で幕を閉じました。様々な人と出会い、選挙の話やそれぞれの仕事の話など様々な会話を通して、それぞれの人生観などを垣間見ることができ、若干29歳の私にとってとてもプラスになった9日間でした。皆様、お疲れさまでした。本当にありがとうございました。

編集後記

 選挙戦も終わり、これからいよいよ昌友会が何をどうしてゆくのか、そういった奮闘記で紙面を埋めて行きたく思います。御期待下さい。

松本 秀次

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