経済事象を債権債務、収益費用と資本の増加と減少として複式簿記は表記します。
この複式簿記で国債発行を示せば、現実の姿が見えてきます。
国債発行は以下の通り、民間貯蓄を増加させます。
民間貯蓄が国債をファイナンスすることは本末転倒です。
正にMMTは天動説から地動説への大転換なのです!
政府には、インフラという資産と国債という債務が残ります。
銀行には国債という資産が残ります。
国民には預金という資産と売上(所得)が残ります。
国債発行の仕訳
新規国債発行の引き受けは民間銀行が行います。
① 銀行の日銀当預が政府の日銀当預に振替 → 政府日銀当預は増加し、銀行日銀当預減少します。
② 政府が予算執行のため、企業(国民)に政府小切手で支払います。
③ 企業(国民)は銀行に小切手を持ち込み、銀行は小切手相当額を企業(国民)口座に記帳 → 民間貯蓄は増加します。
④ 銀行は日銀に取り立て依頼、政府日銀当預が銀行の日銀当預に振替 → 政府の日銀当預は減少し、銀行の日銀当預は増加します。