今回の衆院選の疑問に西田昌司が全て答えます7

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今回の衆院選の疑問に西田昌司が全て答えます7
2017.10.15

Q.野党は何故離合集散を繰り返すのでしょう?
A.結局、反自民以外に明確な政治理念が見出せて無いからです。

Q.もう少し詳しく教えて下さい
A.かつては、自民党と社会党という二大政党がありました。これは東西冷戦と密接な関係が有ります。アメリカ側が自民党、ソビエト側が社会党です。自由主義対社会主義というイデオロギーの対立でもありました。それが、30年前のベルリンの壁の崩壊に象徴される様に社会主義の自滅という形で終焉しました。ここまではご存知ですね。

Q.勿論そのことは知ってますが、日本とどういう関係ですか?
A.自由主義陣営の勝利により世界中で社会主義は退潮しました。日本でも社会党が事実上解党したのです。保守と革新のイデオロギー対決はなくなったのです。

Q.そこから自民党一強になったのですか?
A.いいえ、違います。イデオロギー対決が無くなったため、保守同士の権力闘争が勃発しました。小沢氏のグループが自民党を離党したことはご存知でしょう。元々同じ党でしたから、政策面で大きな差はありません。そこで、政治改革ということを旗印に無理矢理対立の軸を作ることになったのです。

Q.小沢氏は何を主張したのでしょうか?
A.中選挙区制では候補者同士のサービス合戦で金がかかる。これが政治の腐敗を作る。金をかけず政策で政治家を選ぶべき。そのためには小選挙区制を導入すべし。小選挙区制にすれば、二大政党に収斂し、政権交代も可能だ。これが小沢氏の主張です。

Q.なるほど、それでうまくいきましたか。
A.ご存知の様に、自民党と民主党という二大政党ができました。そして政権交代も行われました。その後のことはご承知の通りです。

Q.なにが間違っていたのでしょう?
A.小選挙区制も二大政党制も政権交代も手段であり、目的ではありません。政治の目的は国家の平和と安全であり国民生活の安定にあります。その手段と目的を取り違えたことです。また、そうした社会を作るには不断の努力が必要です。世の中は常に変化しますからその政策も常に変化します。時代時代にあった政策をどうバランス良く行うかが大切です。その手段と目的を取り違えたことと、現状を良く見ずにキャッチフレーズだけで政策を行ったことが、一番の誤りです。

Q.それは自民党にも言えるのでは無いですか?
A.その通りです。だから自民党も下野することになったのです。しかし、自民党はその下野した時代に大反省をしました。このことについては次回お話します。